かの書房がゆく!

札幌市豊平区に2019年3月18日(月)オープンの新刊書店「かの書房」です。本屋さんからのお知らせなどを書いていきます。

年を跨いで考えていたこと。

こんにちは。かの書房です。


年末年始の時間を使って、お店について色々と考えました。

今のところなんとなくまとまっていることを整理する気持ちで書かせて頂きます。


まずは店長の体調のことです。


社会人として自己管理ができないこと、大変恥ずかしいことではありますが、現状、自分の体調とうまく折り合いがつかない状況が続いています。

「店を長く続けて欲しいから無理しないでほしい」

そういうありがたいお声を頂きます。


応援してくださるみなさん、本当にありがとうございます。

私も可能な限り長く続けたいと思っています。

ただ、この体調不良の原因はなにかということに向き合わないと、改善には至らない…

そう覚悟をきめて、思いきって書かせていただくことにしました。


まだ美園に店を構えて1年も経っていませんが「困った方」の来店が増えてきました。

現在、店を開けること、そこで作業をしていることに恐怖を感じています。 


踏み込んで私生活を聞いてくる初対面の方が増えたことが一番大きな負担になっているのです。

「彼氏はいるのか」「結婚してるのか」などを聞いて来られる男性、初対面で実家の住所を聞き出そうとする方などもいらっしゃいました。


そのため、初めてご来店される方々に必要以上に警戒心を抱いてしまいます。


はっきりと恐怖を抱いたのは、年が変わるすこし前のことでした。

店を閉めた直後から、自宅までつけてこようとする方がいらっしゃいました。

お客様かどうかはわかりませんし、途中、コンビニに逃れたので、私に何か被害があった訳ではありません。


それでもあのときの恐怖は忘れられず、店にいることが非常に恐ろしい時間になってしまいました。


自分ではどうしようもない出来事が次々と起こり、かといって、人を雇う余裕は全くありません。

こんな思いまでして本屋をしなきゃいけないのだろうか。

やっと開くことができ、たくさんの方に応援していただいている本屋なんだからがんばったほうがいいのか…


何度も何度も考えました。

でもやっぱり今の私は自分の身の安全を取りたいと思っています。


なにより、一日もはやく心身の健康を快復して

普通の「本屋さんの毎日」をとりもどしたい。

大好きな本と本好きの方々と過ごす時間をとりもどしたいのです。



今の「いつ営業しているかわからない」状態ではお客様にご迷惑をかけてしまいますし、体調を整えることが今年の仕事だ、というアドバイスも頂き、今後は「◯曜日だけ営業」という形で店をあけていこうと考えています。


できるだけ長く「本屋」を続けていきたい。

でも、なにが正しい形なんだろうか。

まだまだ迷っています。


今月は信頼できるいろんな方に相談して、今後どうするかを決めたいと思っています。

(体の不調についてはきちんとプロに相談して対処しています)


皆様にご迷惑・ご心配をお掛け致しておりますこと、大変申し訳ございません。 

応援が本当に、本当に力になっています。

今しばらくお待ち頂けますと幸いです。



かの書房