かの書房がゆく!

札幌市豊平区に2019年3月18日(月)オープンの新刊書店「かの書房」です。本屋さんからのお知らせなどを書いていきます。

本屋が管を巻きつつお知らせです

皆さんこんにちは。

なんだか新しい投稿はとても久しぶりな気がします。

かの書房です、こんにちは。

 

さて、かの書房も生後4か月を迎えようとしています。

本屋lighthouseさんのように月々の売り上げを出すのは難しいですが…初月から現在まで、月売上は50万円あたりを彷徨っています。

まだまだ不安な額です。

借り入れをしている身なので余計に不安も大きいのですが、背伸びしてもジャンプしてもお金が転がり込んでくるわけでもない。

私ができることをやっていくしかないので、文房具(しおりやノートなど)なんかもちょこっと置いたりしようかなと思うようになりました。

本当は本だけにしたいんです。

でもそれじゃあ利益が出ないし、箱を維持するのも大変だし、苦しいよねー。

というようなことを今後の戦略を考えなきゃなーと自戒の意味を込めて言っていたら、いつの間にかお客さんの中から

「広報班(ご友人を連れて来てくださる方、SNSで情報を広めてくださる方)」

「兵糧班(差し入れを持って来て下さる方)」

「IT班(防犯カメラの設置等を主導して下さる方)」

という、分野別の応援団が出来上がってきました。

 

ありがたい…

すごくうれしいです……

 

応援団はご近所の方だったり、開店前から応援して下さっている方だったり様々ですが、皆さん「まちの本屋を無くしたくない」と言って下さいます。

この場をお借りして、皆さん、いつもありがとうございます。

 

「少しでも怖い思いを減らしたい」というお気持ちで防犯カメラの設置を手伝って下さった方、「倒れられては困るから栄養を摂って」とカレーや果物・お惣菜を持って来て下さる方もいらっしゃり、本当に、本当に皆様の善意で生かされていると感じています。

 

そして忘れてはいけない「企画班」。

書店員の勉強会の面々、北海道書店ナビの全面バックアップ。

書店員の勉強会で転がり込んできた企画が具体化し「さっカフェ」や「本読みnight」というイベントにつながりました。

さらに今後もいろいろとイベントがあると思います。

 

さらにさらに、本屋ではないけれど「本」に関わる活動をされている皆様にも様々なご支援を頂いています。

26日、27日と行う幕別図書館さんとのイベントも「まちの本屋、しかも十勝人がやってるのだから応援したい」という司書さんの思いがあり、形になりました。

 

余談ですが、「十勝毎日新聞が掲載しないなんておかしい!勝毎遅くない?!」というお怒りの声も地元から届いています。

十勝毎日新聞さん、幕別のときにお会いできたらいいなあ…

あわよくばお店に来てくれたらいいなあ…

そんなことをぼんやりと思っているだけなので、勝毎愛読家の皆さん、お怒りを鎮めたまえ…

 

挙げればきりがないほど多岐にわたるジャンルの皆様にご支援いただき、どうにか4カ月を迎えられそうです。

人間でいう4カ月なら首が据わって表情も出てくる頃らしいので、この4カ月目、かの書房の表情をもっと出していけたらいいなと思います。

 

私の願望としては何もしなくていい一日が欲しいです。

この4カ月、走りっぱなし、時にはウォーキング程度まで緩めましたが、でもやっぱりそろそろ何もしないお休みが欲しい…と贅沢な悩みが出てきました。

 

新たな表情つながりですが。

先日、代理に店番を任せ勉強会に参加した際、一万円選書で有名な「いわた書店」の岩田社長の講演を聴きました。

「もっと一万円選書を使っていいのに」という思いは知っていましたが、やはり大先輩のいるジャンルに踏み込むのはちょっと気が引ける…と思っていました。

が、50名ほどの集まる勉強会、質疑応答の時間に「真似してもいいですか?」と質問をした以上、真似しないわけにはいかない…!

ということで、選書サービスを始めます。

これから「ヒアリング用シート作り」に入りますので、サービス実行時期は未定ですがとりあえずサービス名は決まりました。

 

一万円選書ならぬ「いちご選書」です。

何がいちご?どういうサービス?というのはまた追々発表していきますので、続報をお待ちください…