今日はあったかいな~と思ってもお店の中はひんやりしているので、いつでも厚着のかの書房です。
こんばんは。
注文について聞かれることが増えてきましたので、こちらで改めてお知らせしたいと思います。
店頭にない作品・これから発売になる作品のご注文承ります。
雑誌・書籍・コミック・絵本など、大型書店にはあるんだけど…という作品でも、だいたいはお取り寄せ可能です。
かの書房で取引のある問屋では扱っていないものや、書店を介さず出版社とお客さんが直にやりとりする商品もありますので、まずはお問合せ下さい。
なお、出版社の在庫・問屋の在庫状況によってはお取り寄せに2週間から3週間のお時間を頂く場合もございます。ご了承下さいますようお願い申し上げます。
<注文の方法>
FAX・メール・LINE・TwitterのDM・店頭にて受け付けております。
一部の方にはTwitterでもご注文を受け付けておりますとご案内しておりますが、すべての方がご利用いただける訳ではないことをあらかじめご了承ください。
ひとつ、身元がハッキリしていること(アカウント情報だけで個人が特定できること)
ひとつ、ご注文後、確実にお品物を取りに来て頂けるという保証のある方
以上2点を満たした方であれば、Twitter上からのご注文を承っております。
(その際、@kanosyobo_1216を入れて頂けるとご注文の見逃しが少なくなりますのでありがたいです)
なぜTwitterで注文ができるなんて言ったのか?
なぜTwitterで可と言いながら決まりを設けるのか?
まず、なぜTwitterで可としたのかについてですが…
コレ欲しい、とつぶやいたのをお店側が見つけて「ご注文承ります!」と案内するのも一つの使い方なのでは?と最近になって思うようになりました。
たまたま見ていたテレビで面白そうな本が紹介されていた…じゃ、あそこにTwitterでお願いしとこー!という気軽な注文方法もあっていいのではと思っています。
LINEを使わない方々向け、という認識でおります。
そして二つ目の「決まりを設ける」こと。
「この人はきちんと取りに来てくれる人だ」という保証がなければふつうはご注文を承るということはできません。
本屋に商品を注文するということは「本屋さんは出版社に本を頼んでください、その代わりここに買いに来ます」という暗黙のルールのもとに成り立っていると私は思っています。
自分で頼んだ品物を取りに行くのは当たり前だと思われる方がほとんどかと思いますが、悲しいことに「取りに来ない」方が少なからずいらっしゃいます。
お電話で注文を受けた場合でも、ご来店いただいて注文を受けた場合でも「連絡なしキャンセル」は簡単に、当たり前のように起こっているのです。
「お客さんの手元に早く届くように」と少しでも入荷の速い方法を取ると、もれなく手数料がかかってきます。
そしてその手数料は本屋で負担しているのが現状です。
手数料をかけて仕入れた本を連絡なくキャンセルされてしまったら…そう思うと、注文の制度自体をやめてしまおうかとオープン前は考えたりもしました。
ですがやっぱり「本を取り寄せてくれる本屋」が家の近くにあったらいいな…ということでご注文を行うことにした経緯があります。
不特定多数の方が閲覧でき、個人を特定する情報が少ないTwitterという場所で、無条件で注文を受け付けてしまうと「いたずら」の注文と「本当に欲しいと思っている」注文の区別がつかなくなるという危険性を考えました。
そういった危険を排除したうえで「欲しいと思った時に本を頼める気楽さ」というものを提供できたらいいなあ、という気持ちでTwitterからの注文可にしています。
しかし、情報が次々に流れていくので、ご注文を頂いても見逃してしまう可能性があります。
そういうときのために、こちら側でも検索しやすい@をつけて頂くことをお願いしております。お急ぎのもの・確実に欲しいという作品は、Twitter以外でのご注文をお勧め致します。
そして最近、話題になっていますね。G冬舎さん。
かの書房としては、特に作品を入荷させない・売らないといった行動に出るつもりはありません。
応援する道内作家の田丸久深先生・まさきとしか先生・桜木紫乃先生の作品や私が好きな仲町六絵先生の「アンティーク弁天堂の内緒話」、谷瑞恵先生の「がらくた屋と月の夜話」等々、たくさんの方に読んでもらいたい作品があります。
「今から出版社を変えて出版してください」なんてイチ本屋が言える立場ではないですし、言うこと自体お門違いなので、出版社がどうであれ「面白いと思った作品」をお勧めしていこうと思っています。
私が出版社や作家さんにかかわらず「面白そう!」と思ったものはなんでも読み漁るタイプなので、今後もその性質がお店に出てくると思います。
もしも「そこの出版社の作品は目に入れたくない!」「この作家さんの作品は絶対見たくない!」という方がいらっしゃいましたら誠に申し訳ございません。
かの書房は今までのように「面白そうな作品」を発掘する場として営業して参ります。
逆に「どうしてこの作家さんを置いてないんだ!」という意見があるかと思いますが、やんわりとお伝えいただけるとありがたいです。
皆様すでにご存知のように、世間の流れというものを無視していく側の人間です。
これがないなんて書店じゃない!というようなご意見を頂いたこともございます。
申し訳ありません。
もちろん、作品の仕入れは気を付けています。
これは大型書店で積まれるからわざわざかの書房に置かなくても…
この作家さんは好きだって言ってた人がいたから入れておこう…
と、割とこまこま考えております。
おすすめ下さる際は、消極的すぎず、攻撃的ではないプレゼンをお待ちしています。
ちなみに「道内作家さん」「知られてないけどすごく面白い」というキーワードを聞くとついつい読んでみたり入荷させたくなっちゃう系書店員ですので、ぜひおすすめ作品のプレゼンをお聞かせ下さい!