かの書房がゆく!

札幌市豊平区に2019年3月18日(月)オープンの新刊書店「かの書房」です。本屋さんからのお知らせなどを書いていきます。

タイトルが思い浮かばないくらい普通のこと

昨日も書きましたが今日も書きます。

かつての勤め先の皆さんが、陣中見舞いを持ってきてくださいました…感激で涙が出そうです。

かの書房です、こんにちは。

 

今週は定休日に取材・配達・倉庫に買い付けをしてきたので、なんだか休んだ気がしない一週間を過ごしました。

でも買い付けっていいなあ、と思います。

棚にあるものから、これはどうだろう?お店で売れるか?いや、まだここに攻めるのは早い…とか考えながら本を選ぶ。

本当ならこれを全部の出版社さんでやりたいくらいですが、そうもいっていられないのが北海道という土地&書店員のつらいところ。

 

FAXで送られてくる書面・注文一覧とにらめっこし、時には自分で読んでみた記憶を掘り起こしながら発注をかけています。

とはいえ全て読めているわけではなく、タイトルを見て「面白そう」と感じた本や「これは○○さんすきそうだな…」と思った本をメインに入れています。

昨日の北の出版人トークイベントレポでもちょっと触れましたが、紙とデータ上で本を選ぶという作業の中で「それを作った人が見える」と、とたんに頼みやすくなってしまうのです。

あの人が作ったなら間違いないだろう、そういえばあそこで「これが面白い」って言ってたな…そんな記憶の片隅にある書籍を掘り返しては、お店の棚に迎え入れます。

 

すべてがすべて私のおすすめ!というわけではないですが、それでも「この本屋さんの選書が好き」と言って頂けると純粋にうれしいです。

お店に来て楽しいと言っていただけたらありがたい。

お客様によっては目当てのジャンルすらない場合もありますが、それでも「ないなら注文しよう」と言ってくださる方は本当に、本当にありがたく床にめり込むくらい頭を下げても足りません。

 

生後一か月(とあるライターさんの言葉お借りしました)の本屋で、まだまだツメが甘いですし、経営者としては縫い糸よりも頼りないですが「本を買うならかの書房に!」という方が一人でも多くなればと思い、中の人は今日もこんなブログを書くのでした…。

 

 

17時からは書店員の勉強会です。

きょうで5回目…?かな?

どんな話が出るのか、ワクワクです。