かの書房がゆく!

札幌市豊平区に2019年3月18日(月)オープンの新刊書店「かの書房」です。本屋さんからのお知らせなどを書いていきます。

ご報告

明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶が遅れまして申し訳ありません。

そしてみなさまにようやく、ようやくこのご報告できる日がやって参りました。


かの書房、2019年3月18日(月)にオープン致します!


昨年末、銀行さんと面談をしてからも雇われ書店員として働き、かの書房での取り扱いジャンル、タイトルを考え…と地味にうごうごしていました。
ところが、気がつくと融資の許可が下りるのか?と繰り返し繰り返し考えてしまい、やけっぱちになったり、そんな自分に絶望していたところで、家族が手術・入院することになったのです。

それが12月~今までの流れです。
ドキドキそわそわ落ち着かない毎日でした…。
しかし、今日…日付的には昨日ですね、ようやく銀行さんが「融資いいよ」と言ってくれたのです!




くすみ書房さんやいわた書店さんのような経験と下地がない私にできるのは
「いろんな人にこのタイトルを読んでほしい」
「もっとこの作家さんを知ってほしい」
その意思と本が好きだという気持ちだけです。
その気持ちに変わりはありません。
書店員、作家、出版関係者、司書、個人的に本が好きな人…色々な方にお会いして、お話を聞いて、あれもやりたい、これもやりたいと気持ちが膨らむ一方でした。

ふわふわとした足場の中で「ふらっとBOOKふぇすてぃばる」を開催し、いろいろな方にご来店いただきました。
嬉しく思う反面『新刊書店としていつお店を開けるのだろう?』と不安にもなりました。
楽しみにしています、というお声も頂戴し、ありがたくも棚が埋まっていないのが申し訳なく思っていました。
店の場所がわかりにくいというご意見をもらいましたので、とりあえず、美園駅からの道順をブログであげようかなと考えています。
(駐車場がないので、徒歩、自転車でのご来店をオススメします)


応援してくださるみなさま、本当にありがとうございます。
いまはただ、融資が決まってほっとする気持ちでいっぱいです。

じめじめとしていた私を気遣い、励ましの言葉をくださったみなさま、素晴らしい作品を惜しみなく世に出してくださる作家さん。(おかげさまで積ん読が増える一方です)

今までふわふわとしていた「かの書房」というみなさまからのご厚意をお返しする場所がようやく固定され、私はスタートラインに立てたのです。
つらかった、苦しかった、そう振り返るのはまた別の機会にして、次のスタート「開店」に向けて歩き出したいと思います。


横路に逸れたら、どうか教えてください。
へたっていたら、一杯だけ、お水をください。
そうして、みなさまのご意見を聞いて、考えて、ひとりでも多くの人に「新しい形態の本屋」として、利用して頂きたいです。
愛していただける本屋にしていきたいです。


これからも「かの書房」を見守り、ご意見等を頂けますと幸いでこざいます。


どうぞよろしくお願いいたします。


かの書房 代表 加納あすか